「じわる」の意味と使われ方
「じわる」は「じわじわ笑いが込み上げてくる」を省略したネットスラングである。
主にSNSや掲示板で、即座に爆笑するほどではないが、時間差で面白さを感じる場面に用いられてきた言葉だ。
特に2010年代半ば、Twitterを中心に若者層の間で広く使われ、一種の定着語となった経緯がある。
なぜ「じわる」は死語だと言われるのか
現在「じわる」は、以前ほど頻繁には使われなくなっている。
理由の一つは、SNS上の表現がより短く、より直感的なものへ移行している点である。
また、「草」「w」「おもろ」「無理」など、感情を即座に示せる言葉が主流となり、「じわじわ」という過程を表す表現が選ばれにくくなった。
さらに、「じわる」はやや説明的で、使う側に文章力や文脈共有を要求するため、即時性重視の現在のネット文化と相性が悪くなったとも言える。
完全な死語ではないという見方
一方で、「じわる」が完全に死語になったとは言い切れない。
特定の世代や、落ち着いた文脈の投稿では今なお使われており、意味が通じなくなったわけではないからだ。
ただし、若年層の新規ユーザーが積極的に使う言葉ではなくなり、「少し古いネット語」という位置づけに移行した状態である。
「じわる」に代わる現在の言葉
現在、「じわる」の代替として使われやすい言葉はいくつか存在する。
「おもろい」は汎用性が高く、軽い笑いから強い評価まで幅広く対応できる。
「草」は瞬間的な笑いを示すが、文脈次第で「じわる」に近いニュアンスも担う。
また、「無理」「ツボる」「センスある」なども、間接的に面白さを表現する言葉として使われている。
ただし、「時間差で笑いが来る」という独特の感覚を正確に言い表す点では、「じわる」に完全一致する新語はまだ生まれていない。
「じわる」が残したもの
「じわる」は、ネット上の笑いが必ずしも即時的である必要はない、という感覚を共有した言葉である。
使われなくなったとしても、その感覚自体は別の表現に分散しながら残り続けている。
言葉が消えても、感情や体験が消えるわけではないという点で、「じわる」は役目を果たした言葉だと言える。
じわる 死語に関する口コミ
「久しぶりに聞いたけど、意味はすぐ分かるあたり完全な死語ではないと思う」
「若い子に使ったら通じたけど、自分で使うのはちょっと古い感じがした」
「今は草で済ませちゃうから、じわるって言わなくなった」
「じわるって表現、地味に好きだけどSNSではあまり見ない」
「死語というより、使う人の年齢が限定されてきた言葉だと思う」