わこつは死語?配信文化の変遷と現在の使われ方

わこつは死語?

①「わこつ」とは何か

「わこつ」とは「枠取りおつかれ」の略語であり、インターネット配信の世界で長らく使われてきた表現である。

主にニコニコ生放送やツイキャスなどのライブ配信サービスで、視聴者が配信者に対して「配信枠の作成お疲れ様」と伝える際に用いられた。

②「わこつ」が広まった背景

ニコニコ生放送が流行していた2000年代後半から2010年代前半、「わこつ」は視聴者が最初の挨拶として使う定番の言葉となった。

匿名性の高い文化が根付いたニコニコ動画では、略語などのネットスラングが頻繁に使用され、「わこつ」もその一つとして定着した。

③なぜ「わこつは死語?」と検索されるのか

「わこつ」が死語と思われている理由はいくつかある。

とくにニコニコ生放送の人気が低迷し、近年はYouTubeやTwitchといった海外プラットフォームが主流となったことが大きい。

これらのプラットフォームでは「わこつ」のような特定文化に根付いた表現が使われることが少なく、視聴者の挨拶も「こんにちは」「初見です」など一般的な言葉へと変化した。

また、新しい世代の配信者やリスナーは「わこつ」に馴染みがなく、使用頻度が減少したことも影響している。

④現在も「わこつ」は使われているのか

「わこつ」は完全に消滅したわけではなく、今でも一部のニコニコ生放送の配信者や古参ユーザーの間では使用されている。

ただ、新規ユーザーは少ないため、文化としての広がりはほぼ止まっているといえる。

YouTube LiveやTwitchなどの新しいプラットフォームでは「わこつ」はほとんど使われず、代わりに「おつ」や「こんにちは」などの表現が使われるようになっている。

⑤「わこつ」は死語になるのか

現状では、ニコニコ生放送の文化が完全に消えない限り「わこつ」という言葉も完全に死語にはならないと考えられる。

だが、若い世代のネットユーザーが使わない言葉になっていることは確かであり、今後さらに使用される機会は減少していく可能性が高い。

過去のネット文化を懐かしむ文脈では今後も登場するかもしれないが、日常的に使われることはほとんどなくなっていくだろう。

わこつの口コミ

久しぶりにニコ生を見たら、今でも『わこつ』ってコメントしている人がいて懐かしくなった。

YouTube配信に慣れているせいか、ニコ生の『わこつ』文化にはちょっと違和感がある。

Twitchで『わこつ』ってコメントしたら意味が通じなかった。時代の流れを感じる。

まだニコ生では『わこつ』使ってる人いるよ! でも確かに昔よりは減ったかも。